国は農家直接補助を 田村氏迎えつどい 長崎・平戸

地元の農産物を手に語る田村氏と岡村候補(左)=12日、長崎県平戸市
 
 長崎県の日本共産党北部地区委員会は7月12日、田村貴昭衆院議員を迎え平戸市でつどいを開きました。午前、午後と開き、あわせて約50人が参加。来年10月の平戸市議選で空白克服を目指す岡村文雄市議予定候補がともに訴えました。
 
 田村氏は、農業問題や国会の様子をスライドを使って詳しく紹介。自民党の裏金・政治資金の問題点を明らかにし、「企業・団体献金、政党助成金を受け取らない清潔な党、日本共産党の躍進を」と訴えました。
 
 改定食料・農業・農村基本法を巡る国会論戦を紹介し、岸田首相には自給率を上げるという明確な姿勢が見えてこないと批判。県の農業従事者はこの25年で45%減少し、耕地面積も大きく減っているとして、農業に携わる人を増やすためにも農家を支援し直接補助をするべきだと力を込めました。
 
 田村氏は「農業再生にかける意気込みは並々ならぬものがある」と元農協の営農指導員だった岡村予定候補を紹介しました。
 
 岡村予定候補は、平戸の衰退しつつある農業について語る一方、糖度の高い良い農産物ができる地域でもあると強調。農家任せではなく行政が一緒になって農業をやっていくことの重要性を語り「農村地帯を生き返らせないと地域は終わってしまう。ぜひ、ご支援を」と訴えました。
 
 参加者から「農家の手取りを増やしてほしい」など、農業・食料問題について活発な発言がありました。(しんぶん赤旗 2024年7月17日)