佐賀県の日本共産党北部地区委員会は9月20日、田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)を迎え、唐津市で「食と農業を語るつどい」を開きました。農業従事者も含め約30人が参加し、質問や意見交流をしました。
田村氏は、スーパーなどの売り棚にコメが並ばないほどのコメ不足に陥った原因は、自民党政権の減反政策などコメ切り捨ての歴史が招いた結果と強調。「時給換算すると全農家平均で379円。自民党農政では農家は救われない。今必要なのは価格保障と所得補償です」と力をこめました。最後に、迫る総選挙で同ブロックでの比例2議席への支持を訴えました。
井上祐輔地区委員長が自民党総裁選などにふれ、日本共産党の躍進で自民党政治を変えようと訴えました。
参加者が次々と手をあげ、「国は食と農家を守るのが仕事のはずなのに、地域に農業計画を作らせて責任を地域に丸投げしようとしている」といった怒りの声や、「田んぼの規模が大きければそれだけ大きな機械も必要になる。正直コメ作りをやめたいのが本音」などの悩みが出され、田村氏が一人ひとりに回答しました。
田村氏はつどいの前に果実や野菜などを無農薬で育てる農地を視察。生産者と懇談しました。(しんぶん赤旗 2024年9月23日)