消費税をなくす全国の会は9月27日、第35回総会を、東京都内の会場とオンラインを結んで開きました。草の根の活動を広げ、消費税減税に背を向ける政治を終わらせようとの方針を確認。国民のみなさんへの呼びかけ「改憲、大軍拡を許さない 消費税廃止・ただちに5%、インボイス(適格請求書)廃止へ!」を採択しました。
報告した前沢淑子事務局長は、国民は物価高で生活が苦しい一方で、自民党は消費税を押し付け、自らは裏金で私腹を肥やしていることに国民の怒りが広がり、岸田政権は退陣に追い込まれたと指摘。軍拡路線と消費税増税は一体だと述べ「『消費税、憲法かえれば戦争税』にさせない正念場だ。解散・総選挙、来年の参院選で市民と野党の共闘を広げ、消費税減税を掲げる国会議員を増やし、私たちの願いが実現する政治に変えよう」と呼びかけました。
消費税廃止中央各界連絡会の中山眞事務局長が連帯あいさつ。「消費税、インボイスが何か知られていない。一緒に署名を広げながら消費税なくせ・減税、インボイス廃止の運動を強めて総選挙を闘おう」と述べました。
討論で北海道の代表は、インボイス制度開始後初の消費税申告で数万~数十万円の負担増となった中小業者が「こんなに払うの?」と驚き、建設業者が「コツコツ信頼関係を築いてきたが、インボイス一つで取引されない。百害あって一利なしだ」と話したことを紹介。消費税学習に「24パンフ」は有効だと述べました。
宮城の代表は「なくす会」の世話人体制を確立し、8月に15年ぶりの総会を開いたと報告しました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補(常任世話人)が発言。
新しい世話人と常任世話人を選出し、前沢事務局長を再任しました。(しんぶん赤旗 2024年9月28日)