若者・真ん中世代に反響 田村比例候補、北九州を駆ける

S__32514095 「残り1週間何としても勝ち抜こう」と、衆院選九州・沖縄ブロックで日本共産党の現有1議席を必ず確保し、2議席奪還に挑む、日本共産党の田村貴昭比例候補は、公示後唯一の土日の19、20日、福岡市と北九州市を駆け巡り訴えました。
 
 19日、福岡市の駅頭での街頭演説で突然、土砂降りの大雨に襲われた田村候補。「異常気象が続いています。再生可能エネルギーを強力に進めて今と未来の地球を守る共産党を応援してほしい」と演説を切り替えました。雨宿りの学生らを前に学費半額、給付中心の奨学金を訴え、演説後は学生らとの記念撮影に応じました。
 
 訴えが届いた若者や真ん中世代には共感が広がります。衆院選から有権者となる女子高校生(18)は、「学費が減れば、その分でやりたいボランティアにも力を入れられる」と訴えに賛同。仕事帰りの非正規雇用の男性ら(20歳、21歳)は、賃上げや自由な時間を増やす訴えに「ありかも」と耳を傾け、「疲れて寝てばかり。趣味にいかせる時間ができるのはいい」「少しずつでも世の中を変えてくれれば」と期待を語りました。
 
 北九州市で演説を聞いた女性(41)は無党派層。以前は党の訴えを聞くことなく印象で選択肢から外していましたが、「憲法守れ、安全保障、消費税減税、ぜんぶ賛成」と大きく考えが変わりました。田村候補と握手、「議席増を期待しています」と話しました。
 
 田村候補は、街頭演説の合間を縫い労働者や自営業者の会合に出席、消費税引き下げ・インボイス制度廃止や建設業界の新担い手3法実践の国会活動を報告。訴えをうけたある労働組合の県幹部は、「他党と違い共産党はぶれずに昔から労働者の味方。しっかり応援しよう」と話しました。
 
 この間の街頭演説では、医療関係者や自営業者が応援演説でマイナンバーカード押しつけ・保険証廃止などでの国会活動を紹介し「かけがえのない議席。上がってもらわなければ国政の窓口がなくなる」と訴えます。
 
 訴えれば訴えただけ期待の声が大きくなる一方、いまだ選挙があることを知らない市民もいる情勢。基地強化と大軍拡、「亡国の農政」など自民党の悪政の集中する九州・沖縄で、「裏金を表に引きずり出した。大軍拡には正面切って反対。自民党政治をおおもとから変えるため今度は日本共産党と書いてほしい」と力がこもります。(しんぶん赤旗 2024年10月22日)