日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄比例候補は10月17日、航空自衛隊築城基地の所在する福岡県行橋市で街頭演説をし、「平和な地域を望む一票は日本共産党へ。筋金入りの平和の党への支援を広げてほしい」と呼びかけました。
田村氏は「『戦争する国づくり』が基地のある各地域を起点に九州中に広がっている」と訴え、自公政権が敵基地攻撃能力の保有に踏み出すなか、同基地では報復攻撃に備える基地司令部「地下化」など昨年度は72億円、今年度は118億円の予算がついていると紹介しました。
自民、公明、維新が大軍拡をあおり、他の野党も「日米同盟が基軸」と主張していることにふれ、これでは地域の基地問題や沖縄の女性の性被害はなくならないと指摘。この流れに歯止めをかけられるのは日本共産党だけだと強調し、「石破政権はどこか怖い、9条を壊してはならない、その願いを託してほしい」と訴えました。
同基地に隣接する稲童地域の男性(69)は「地下化」について「(報復攻撃を受けたら)基地だけが残る」と住民を顧みない政府の態度を批判。基地強化や米軍の活動を防衛省は住民に説明せず秘密にしているとし、「田村さんがいなかったら基地で何がされているのか、一切地域の人に伝わらない。やっぱり共産党の議員が必要です」と語りました。(しんぶん赤旗 2024年10月19日)