消費税5%減税運動大きく 福岡で集会 田村議員ら訴え

「消費税減税・インボイス廃止」などとコールする田村氏(前列中央)ら=1日、福岡市博多区 新たな政治情勢の下、消費税5%減税・インボイス廃止の運動を大きく広げようと、福岡県の消費税廃止福岡県連絡会が呼びかけ、10月1日を中心に県内の10地区で集会が開かれました。
 
 福岡市では1日、JR博多駅近くで集会が開かれ、駅までデモ行進をしました。日本共産党の田村貴昭衆院議員が駆けつけ、訴えました。
 
 田村氏は、消費税減税が大争点になった参院選で自公政権が少数与党に追い込まれたことをあげ、「頑張りどころだ」と訴え。法人税減税などの大企業優遇や、軍事費の突出を批判し、「ともに全力でたたかっていく」と力を込めました。れいわ新選組の大島九州男参院議員があいさつしました。
 
 田口剛史会長=塗装工=は、インボイス制度をめぐり、負担軽減措置がなくなれば負担が2倍以上になるとの窮状をのべ、「手を合わせて頑張っていこう」と呼びかけ。県労連、福岡医療団、新日本婦人の会、民医連、歯科保険医協会の5団体が訴えました。
 
 参加した、工務店を経営するKさん夫妻(80、76)は、施主との価格交渉で消費税が値切られ、断れない実態などを口々に語り、「5%への増税から利益を出すのが大変になった」と窮状をのべました。(しんぶん赤旗 2025年10月4日)