党知る集い旺盛に/衆院候補ら各地で工夫こらし

  衆院九州・沖縄ブロックで比例二議席の獲得に向け、「大運動やつどいを一刻も早く百万人を超える規模に」。党をまるごと理解してもらう「つどい」が、各地で盛況です。工夫を凝らした趣向で、多様な集いが催されています。(竹原東吾)

 田村貴昭衆院比例候補を招いた塵児島県姶良(あいら)町の姶良北支部が主催した「春をよぶ集い」(三月二十日)。「赤旗」読者など三十人が参加しました。支部がつどいを開いたのは初めて。部屋には菜の花が飾られ、春の雰囲気漂うなか、参加者は田村候補の話に耳を傾けました。

 もっとも盛り上がったのが質疑応答。例えば―。男性国民が最低限の生活を営むために国や地方公共団体に課せられた義務(憲法二五条二項)を果たさせるための具体的な手だては?

田村 生活保護行政は参考になると思います。ほかでは住所がないと門前払い。ところが鹿児島市では、駅を宿泊所として申請を受理できると聞いています。困っている人に手を差し伸べる。これが憲法二五条の精神です。他の自治体にも伝える必要がある。

 参加者の疑問は、大企業の内部留保の具体的な使い方や、「赤旗」購読料はどのように使われているのかなど、政策から、党財政まで多種多彩。的確に答えていく田村候補は、山口ひろのぶ比例候補(鹿児島1区重複)や赤旗記者にも質疑を振り回答を求めるなど、まさにコラポレーション(=協力・協同)した集いとなりました。

青年たちも

 青年もまた旺盛に「つどい」を開いています。
 「日本共産党といっしょに日本をかえるネット北九州」(党青年後援会)のメンバーは、しのだ清比例候補(福岡10区重複)を招き「青年のつどい」(三月二十二日)を開催。

 全員当選を果たした年初の北九州市議選を振り返りながら、総選挙に向け、決起しました。つどいでは、青年の置かれた状況や、興味・関心に即した質問が出されました。

 女性いま日本の若者は労働組合をつくって、行動を起こしている。フランスなどは比較的若者の働く待遇が良いけど、欧州でも若者の労働運動は盛んですか?

しのだ フランスでは数年前、就職してもすぐ首切りができるような法律をつくろうとしたけれども最初に立ち上がったのは、高校生・大学生ですよ。これを労組が応援してゼネラルストライキして、撤回させている。逆に日本はもっとたたかわないといけないぐらいの状況にあります。

 つどいに参加した水町哲夫さん(二六)は、「話を聞いて、派遣切りなど雇用の問題で共感する部分が多い」と話しました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年4月3日)