「市田さんに何でも聞こう青年のつどい福岡」と題して、日本共産党の市田忠義書記局長を囲む福岡青年のつどいが4月19日、党演説会が行われた福岡県直方市のユメニティのおがたで行われました。
約四十人の青年・学生からは「派遣切り」とのたたかい方から、市田さんの生き方、信条、入党のきっかけまで質問が相次ぎました。市田氏が一つひとつていねいにユーモアを交えて答えました。
ある青年は就職活動で「お前は努力が足りない」などと面接官から言われたが、労働者は雇われる側であり資本家とどう対応をしたらいいのかと質問しました。
市田さんは、青年の質問の核心である職場で働く共産党員の対応について「経営者が理不尽なことを押し付けてくるときは毅然(きぜん)とした態度を取ることが必要です」とのべたうえで、遅刻しないことをはじめ「しっかり仕事をし、技術や能力をみがいてみんなから信頼される人になる、まじめにがんばることが大切です」と語りました。市田さんが仏教系の大学の図書館に勤めていたときにお経を勉強し職場に溶け込む努力をしたエピソードも語るとうなずく参加者の姿が多く見られました。
市田さんの入党のきっかけについて、八人きょうだいのうち四人が戦争とかかわり命を落とし、母親が人生で一番つらいことは「おなかを痛めて産んだ子どもたちをなくしたこと。あの戦争がなかったら」と話した逸話を紹介すると参加者は静かに聞き入りました。
「あの戦争に反対した政党があると知ったときに絶対的な信頼をおいた」と話すと、会場から大きな拍手が起きました。また「一人はみんなのためにみんなは一人のために」との信条を紹介しました。
つどいは田中みゆき衆院九州沖縄比例候補(35)が司会を務め、小林とき子同候補(29)が参加、田村貴昭同候補があいさつしました。(しんぶん赤旗2009年4月20日)