米大統領への志位委員長書簡/被爆者団体に届け懇談/長崎 田村・ふちせ両衆院比例候補

長崎県被爆者手帳友の会(井原東洋一会長)と懇談=2009.5.12

 日本共産党の志位和夫委員長がオバマ大統領にあてて核兵器廃絶のための国際交渉の開始を呼びかけた書簡を送ったことから、田村貴昭衆院九州・沖縄比例候補と、ふちせ栄子同比例候補(長崎1区重複)は5月12日、長崎の被爆者団体を訪問し書簡を手渡し懇談しました。

 訪れたのは、長崎県被爆者手帳友の会(井原東洋一会長)、長崎県被爆者手帳友愛会(中島正徳会長)、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会(川野浩一議長)の三団体です。

 懇談で、友愛会の中島会長は自らの被爆体験も語りながら、「核兵器がどれだけむごたらしいか。決して繰り返してはなりません。核兵器は廃絶すべきです。オバマ演説は朗報ですが、今後どう進展するか見極める必要があります」と語り、核の傘にしがみつく日本政府の対応を批判。「日本こそ核兵器廃絶をアピールすべきだ」と述べました。

 平和運動センターの川野議長は、オバマ演説に歓迎の意向を示しながらも、「それを実現させるためには日本の役割が大切」だと述べ、国民世論を巻き込んだ運動にしていく必要性を強調しました。

 田村候補は、被爆者のたたかいに敬意を表し、核兵器廃絶運動に力を尽くす決意を述べました。(しんぶん赤旗2009年5月13日)