日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は7日、鹿児島県の奄美大島にわたり、街頭宣伝と演説会に臨みました。時々スコールが振るなか、田村候補は離島振興にもふれて、「人口を定着させるには農業振興がかなめです。鹿児島の耕作放棄地は2万ヘクタール全国的にもトップ、奄美市の面積の3分の2にあたる」「価格保障・所得補償をすれば後継者が育つ」と党の「農業再生プラン」を紹介しました。
家から出てきて聞いていた50代の男性は、「言っていることはもっともだ。民主の政権ができても共産党に大いにがんばってほしい」と語っていました。
夕方は、民医連・中央病院の看護士部会であいさつ。夜は名瀬公民館で演説会。保守系議員なども参加し、地元紙が翌日1面で「間違った政治の防波堤」(「奄美新聞」)、「自公政権倒し政治転換を」(「南海日日新聞」)の見出しと、写真付きで報じるなど島中の話題になりました。
保守の運動員もしたことがある湊ムツ子さん(64)lは、「いろんな演説会に行ったが、こんなに胸を打つ話は初めて。田村さんを国会へ送るため、私も燃えまくります」と、友人とともに千円をカンパしました。最近、生活と健康を守る会に入ったという坂順子さん(51)は、「高齢者の話が身にしみた。誰でも年をとって75歳になる。自分にも子どもにもかかわる大jな話。30年間、投票に行ったことがなかったが、一人ひとりの思いを伝えてくれる政党があると知った。初めての投票で共産党を応援したい」と語りました。(しんぶん赤旗2009年8月9日)