田村貴昭比例候補は19日、熊本県入りし、荒尾、熊本、宇土の3市内で街頭演説し、「雇用を守り、仕事を増やす、お年寄りから赤ちゃんまで安心の福祉をつくる共産党へのご支持を」と訴えました。熊本市のパルコ前では上野てつお比例候補(熊本1区重複)とともに訴え。「頑張れー」の声援が飛ぶ中、足を止めた市民など約60人が耳を傾けました。
最後まで演説を聞いていた女性(28)=パート=は党の雇用政策に共感。「3人に1人が非正規雇用という話が印象に残った。これを改善すれば景気も回復すると思う」と話しました。「子育て1年目」というこの女性は「熊本市では子どもの医療費が無料になるのは3歳まで。年齢の引き上げは切実な願い」と話し、国の責任で小6まで医療費無料化するとの田村候補の訴えに納得の表情でした。
この日の演説のなかで田村候補は、水俣病問題について「チッソの企業責任を免罪する法律をつくり、民主党は自公にのみ込まれた」と厳しく批判。「共産覚は潜在患者の
掘り起こしも含めて、すべての被害者救済に向けて頑張る」と力説しました。
また「熊本県は日本有数の農業県だ」と強調し、民主党が日米間の自由貿易協定(FTA)を推進するとした点を「壊滅的なダメージを受ける」と指摘。「いまこそ、米国にしっかりモノが言える農業政策に転換すべきだ。日本古来の家族営農を守ってこそ農業は発展する」と力を込めました。(しんぶん赤旗2009年8月20日)