安心の社会保障必ず 長崎・田村氏
日本共産党の田村貴昭比例候補は投票日まであと3日と迫った27日、長崎県入りし、佐世保から川棚、大村、諫早、長崎の各市町を縦断、街頭演説に、決起集会にと駆けめぐりました。
田村候補はこの日で、公示後の九州一周を終え、選挙戦はいよいよ最終盤に突入。連日の直射日光に照らされ、日焼けした手でマイクを握りしめて、「失われた福祉を取り戻し、安心の社会保障をつくることをお約束したい」と声をからしました。
佐世保市島瀬公園前の街頭演説。「是々非々の健全野党が国会にいれば、国民の願いは前に前に進む。まさに日本共産党の出番だ」。そう熱弁をふるう田村候補の横には、山下千秋市議をはじめ、支部・後援会員ら10人ほどが並び、「いまこそ共産党」などのプラスターを掲げてアピール。商店街を行きかう買い物客らの耳目を集めるなか、「比例は日本共産党へ」と訴えました。
演説後、田村候補は集まった、50人ほどの聴衆のなかに飛び込み、一人ひとりと固い握手。「田村さんガンバレー」の声援に大きく手を上げ、笑顔で応えていました。
「自公の退場はいまや時の声。日本共産党は建設的野党として頑張る」―。海岸沿いに蛇行する街道をひた走る比例カーから流れるアナウンス。窓を全開にして身を乗り出し、手を振り続けた田村候補は、悲願の比例2議席回復に向けて、残された2日間、死力を尽くす構えです。
建設的野党に共感 福岡・赤嶺氏
日本共産党の赤嶺政賢衆院比例候補は27日、福岡県久留米市でにじむ汗もそのままにマイクを握り、党への支持を訴え、声をからしました。比例候補者カーから手を振り、有権者と握手を重ねました。
朝8時、西鉄久留米駅前。街頭演説中に、自民党、民主党、諸派の候補者カー、政党カーが前を通り過ぎるなか力を込めました。
「良いことは推進する、悪いことは食い止める建設的野党の立場貫きます」
比例候補者カーは久留米市内の主要駅や同地を網羅する形で運行。各所の演説で強調下のは、世界に類を見ない自公政治の下での異常でした。医療費の窓口負担3割の高さ、年齢で差別する後期高齢者医療制度、労働者の3分の1を占める非正規雇用、受給までに25年保険料を納め続ける必要がある年金制度など。
「お年寄りと就学前の子どもの医療費は無料、後期高齢者医療制度は廃止、正規雇用が当たり前の社会、年金は10年で受け取れる制度の実現のために全力を尽くします。そんな願いを比例は共産党に託してください」。有権者に語りかけるように訴えました。顔には汗がにじみ、握った拳をさらに硬くしました。
市内中心部での街頭演説中、運動員に美容室の店主が駆け寄り、「お客に渡す」とマニフェストを2部受け取りました。(しんぶん赤旗2009年8月28日)