震災どう考える 青年らがトーク

 東日本大震災と原発事故にどう向き合うかを青年たちが語り合うサマートークが7月23日夜、福岡市内のカフェで開かれ、21人が参加しました。

 6月に岩手県陸前高田市や宮城県石巻市へボランティアに赴いた民青同盟福岡県委員会の吉居智子さんが、津波で浸水した家屋のヘドロのかき出しやビニールハウスのゴミ出し作業に従事した体験を報告。被災者との対話で耳にした「若い人が地元に住み続けられるよう仕事を」などの声が顧みられることなく、上から目線の復興が進められようとする政治のあり方に、「被災者の生活再建のための復興であるべきだと周りに伝えたい」と語りました。

 コーヒーやマスター手作りのシフォンケーキを味わった後、震災が起こって自分の中で何が変わったかなどを出し合いました。「職場で募金や節電に取り組んで一体感が生まれた」「来月のボランティアに参加しようと思っている」などの声が出されました。

 原発問題では、日本共産党の田村貴昭九州沖縄ブロック事務所所長が、党の訴える原発の「異質の危険」と自然エネルギーへの展望をわかりやすく解説しました。(しんぶん赤旗 2011年7月24日)