福岡・芦屋基地 滑走路の延長計画 田村比例候補ら現地視察
日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は11月10日、滑走路の延長計画が持ち上がっている航空自衛隊芦屋基地(福岡県芦屋町)を現地調査しました。周辺の党議員ら約20人が同行しました。
芦屋基地はT4練習機を使った戦闘機操縦の飛行教育を行う部隊が所属。計画は現在の滑走路1640メートルを1833メートルに、193メートル延長するもの。それに伴い農産物を海風の塩害から守っている防風保安林の松林約11ヘクタール9100本を伐採する一方、鋼材制の防潮柵(高さ8メートル、長さ40メートル)を設置するとしています。
地元の川上誠一・芦屋町議は「基地南側の農家から『今でも塩害を受けており、防潮柵ではいっそう被害はひどくなる』と不安の声があがっている」と説明。▽既存の防潮柵は塩害で腐食し塩害防止の役に立っていない∇滑走路延長によりF15戦闘機など大型機種乗り入れの恐れがある―などの問題を語りました。
田村氏は「基地機能強化につながりかねない問題だ。低空飛行は人命も危うくする。伐採によって市民が散策する外周道を自衛隊機が横切る危険が拡大する」と語りました。(しんぶん赤旗 2011年11月12日)