日本共産党鹿児島県委員会(野元徳英委員長)は11月25日、馬毛島(同県西之表市)への米空母艦載機による離着陸訓練の移転断念を求めて政府交渉をしました。まつざき真琴県議、中嶋敏子出水市議、井上勝博薩摩川内市議、県母親大会連絡会の上村さよ子会長が参加。赤嶺政賢衆院議員、田村貴昭・衆院九州・沖縄比例候補が同席しました。
まつざき氏は、地元1市3町の首長・議長、住民や伊藤祐一郎知事も明確に反対していることを示し「訓練移転は許さないが地元の総意だ」と国に計画断念を求めました。防衛省側は「説明を尽くし地元に理解を求める」と計画に周執しました。
赤嶺氏は、知事と県議会議長から反対を伝えられた翌日に一川俣夫防衛相が関連予算の計上に言及したことを「地元の意思を踏みにじるもので、撤回すべきだ」と批判。「地元が反対しても国が押し付けようとする構図は、沖縄県名護市の辺野古と同じ構図。米空母艦載機部隊の移駐が狙われている岩国とも連帯が広がっており、決して前には進めない」と指摘しました。田村氏は「大臣発言は県民を侮辱するものだ」と非難しました。(しんぶん赤旗 2011年11月26日 A版)