石木ダム反対貫き40年 赤嶺議員と田村比例候補が現地調査、住民と懇談

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は12月17日、石木(いしき)ダム建設予定地(長崎県東彼杵郡川棚町)を調査し、建設反対を求める地元住民と懇談しました。

 同ダムは、「川棚川の治水と佐世保市の利水」を名目に、川棚川の支流の石木川に建設する計画です。地元住民は「石木ダム建設絶対反対同盟」などを結成し、1972年の予備調査開始以来、約40年もの間、白紙撤回を求めています。

 赤嶺議員は現場を調査後、地元住民26人から話を聞きました。

 「反対同盟」の岩下和雄さんは「佐世保市の水はすでに足りており、市の水需要は年々減少を続けている」と指摘。ダムありきの県の姿勢を批判し、「治水面でも防災効果はない」と訴えました。

 赤嶺議員は「石木ダムのおかしさを社会にアピールしていくことで、国交省に分からせることができる」と激励。地元住民は「4代前の知事の時代からたたかっている。ずっと反対する」と決意を示しました。