九州電力本店前(福岡市)で原発反対を訴えてきた市民が座り込む「原発とめよう!九電本店前ひろば」は1月4日、年明けの活動を再開しました。日本共産党からは田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補らが参加しました。
雪の舞う厳しい冷え込みとなったこの日、今年最初の座り込みには約30人が、ひろばテントを訪れました。ひろば呼びかけ人の青柳行信さんは、昨年4月20日以来260日続けてきた座り込みを振り返り「市民が原発事故を機に福島からの避難者と危機意識を共有し、おかしいものはおかしいと声を上げるようになった。今後その力を持続して、原発なしでもやっていける社会をどうつくっていくかが問われる」と語りました。
昨年末、九電管内の原発6基が全て停止しましたが、春先以降にも再稼働を狙う動きの本格化が予想されます。1万500人以上の参加で成功した昨年11月の福岡「さよなら原発集会」に続き、東日本大震災1周年の3・11に何けて、再稼働を許さない取り組みが同ひろばを中心に動き出しています。
田村氏は「国政選挙の候補者として、九州で原発ゼロと自然エネルギーの発展を今後も各地で訴えていきたい」とテント内であいさつしました。(しんぶん赤旗 2012年1月6日)