衆院九州・沖縄ブロックの田村貴昭比例候補は3月6日、米軍普天間基地に隣接する沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校を訪れ、知念春美校長から騒音被害の実態を聞きました。
訪れたのは昼過ぎ。校庭は元気に駆けまわる児童であふれ、一見のどかな光景に田村候補のほおもゆるみます。小学4年の男子児童に「ヘリコプター飛んでる?」と声をかけると、「ヘリより飛行機だよ」の返事。知念校長の案内で校舎屋上に上がると、軍用機が並ぶ広大な普天間基地が間近に広がります。
「思ったより近い」
「(米軍機は)決められたコースを外れ、校舎の真上を飛びます」と校長先生。初夏を思わせる日差しに、気温もグングン上がります。「窓を開けると防音サッシも効果がありせん。校庭での授業は、爆音でしばしば中断します。運動会当日も飛行をやめません。リレーのバトンを受け取る児童が、耳をふさいで待っている姿が忘れられない」といいます。
メモを取りながら聞き入る田村氏。「人命第一です。移転先探しでは基地は動きません。無条件返還を求めて頑張っていきたい」
田村氏は続いて、〝新種・貴重種の宝庫″として知られる干潟の埋め立てが続く沖縄市の泡瀬干潟を訪れ、泡瀬干潟を守る連絡会の前川盛治事務局長から実情を聞きました。、(しんぶん赤旗 2012年3月7日)