川内・玄海両原発の間にある熊本県から声を 田村・やまべ候補、紙氏らが訴え

 日本共産党熊本地区委員会は4月21日、紙智子参院議員を熊本市の熊本県立劇場ホールに迎えて演説会を開きました。車などで誘い合って集まった参加者は、「衆院九州・沖縄ブロックで2議席奪還を」との呼びかけに大きな拍手で応えました。

 紙氏は、北朝鮮の「ロケット」発射や原発再稼働など、関心の高い問題に対する日本共産党の見解を示しました。環太平洋連携協定(TPP)参加なら「西日本一の熊本の酪農も脅かされる」との関係者の声も紹介し、TPP参加も消費税増税も草の根の運動を広げ断念させようと強調するとともに、「日本共産党の議席を伸ばすことが政治を変える確かな力」と訴えました。

 田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は、川内、玄海両原発の間にある熊本県でこそ原発再稼働を許さず、自然エネルギーの利用率を高めていこうとのべ、「水俣病被害の救済、TPP反対、有明海再生など県民の切実な願いの実現のため、国会に送り出してほしい」と訴えました。

 やまべ洋史衆院熊本1区候補が「消費税、原発、青年雇用の問題などをフットワークよく訴えていく」と決意を語りました。

 松岡徹県議があいさつしました。(しんぶん赤旗 2012年4月24日)