地方から脱原発提案 田村候補に佐賀・小城市長

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は9月28日、「脱原発をめざす首長会議」に佐賀県内でただ一人参加する江里口秀次・小城市長と原発問題について懇談しました。かみむら泰稔衆院2区候補、松尾義幸市議らが同席しました。

 江里口市長は、政府が大間原発(青森県大間町)の建設工事再開を認める方針について、「これまでの(原発推進の)体制に依存すれば、日本は滅んでしまう」と苦言を呈しました。「国が本気になって『原発ゼロ』をめざせば5年間で実施できると思う。『コンバインドサイクル発電』(ガスタービンの排気から回収した熱で蒸気タービンを回して二重に発電する、効率の高い方式)にすれば、原発に頼らなくとも実施できる。福島のことを思えばなぜしないのかと思う」とのべ、「脱原発への具体的な提案を地方から声を出すべきだし、共産党もさらに具体化を」と話しました。

 田村氏は「今年の夏を乗り切り、電気は足りています。原発ゼロへ直ちに原発をなくすことが国民の願い。政府にも申し入れているし、再生エネルギーヘの転換へ力を入れたい」と応じました。(しんぶん赤旗 2012年9月30日)