福岡県の日本共産党嘉飯地区委員会は11月29日、田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補、あらい高雄福岡8区候補を迎えて、筑豊地域で深刻になっている産業廃棄物処理場問題に関する懇談会を飯塚市で開き、住民約30人と意見交換しました。
嘉麻市の石炭採掘跡地の安定型最終処分場の拡張計画に、「生命(いのち)の水を守る会」は猛反対しています。住民から「拡張許可通りの巨大産廃処分場ができると、地下にある旧炭鉱の坑道に汚染物質が流入、地下水などを汚染する」「住民無視の行政のもと、ことごとく裏切られてきた」と不安や怒りの声が出されました。
飯塚市明星寺地区では、砂利業者らが採石場の拡張と産廃中間処理場施設を一体で計画しています。住民は「業者は違法な岩石採取を繰り返してきた。騒音・粉じん被害や車両制限令違反の大型ダンプの通行で、子どもたちの安全を脅かしている」と指摘。直方市でも産廃最終処分場計画に対する反対運動の報告がありました。
田村氏は「産廃問題解決の国の役割を果たさせることが必要。国政の場でただすため、総選挙で必ず議席を獲得したい」と語りました。(しんぶん赤旗 2012年12月1日)