日本共産党の塩川鉄也衆院議員は12月19、20の両日、鹿児島県西之表(にしのおもて)市の無人島、馬毛(まげ)島への米軍空母艦載機離着陸訓練(FCLP)移転に反対している長野力・西之表市長、川下三業・中種子(なかたね)町長、梶原弘徳・南種子(みなみたね)町長ら首長と懇談しました。野口寛党熊毛地区委員長、まつざき真琴県議、らが同行しました。
塩川氏は、米海兵隊岩国基地(山口県)では滑走路新設後に新たな訓練が導入されたとして「日米両政府は自衛隊と米軍の共同訓練の拡大を掲げている。狙われているのはFCLPだけではない」と強調しました。首長らは「(訓練拡大は)十分ありうる」(川下町長)とのべ、重ねて移転反対を表明。「地元資源で地域振興したい」(梶原町長)との要望も出され、塩川氏は「離島の輸送費負担の軽減実現などを国に求める」と応じました。
西之表市では渡辺道大、橋口美幸の両党市議を交え住民と懇談。「運動をもっと大きくしたい」との訴えに、塩川氏は「本土ではオスプレイを使った共同訓練など危険が拡大している。軍事強化への国民の批判は必ず広がる」と語りました。
まつざき県議は、馬毛島に狙う自衛隊新基地をFCLPの「恒久的な施設として使用」と日米合意では明記しているものの、自民党県議が「自衛隊基地のみの整備」を知事に議会で提案したと報告。「住民の反対が強く、狙いを言えない。みなさんの運動がカギ」と訴えました。(しんぶん赤旗 2013年12月21日)