農業守る三島候補 鹿児島2区補選 田村党ブロック事務所長が演説

 衆院鹿児島2区補欠選挙(15日告示、27日投票)で日本共産党の三島てらし候補(72)=新=は4月10日、田村貴昭党国会議員団九州・沖縄ブロック事務所長の応援を受け、鹿児島市南部の谷山地域で街頭演説に立ちました。

 三島候補は「徳洲会」グループの公職選挙法違反による徳田毅議員の辞任にふれ、「自民党はお金も人手も徳洲会頼みを続けてきた。徳田氏を公認した責任をとっていない」と指摘。安倍自公政権による集団的自衛権行使容認の動きを批判し、消費税増税も「国民が黙っていたら来年は10%になる」と述べ、「鹿児島から『安倍暴走内閣ストッフ』の声をあげよう」と呼びかけました。

 田村氏は、TPP(環太平洋連携協定)による農業と関連産業への被害額が年間の県予算のほぼ4割、鹿児島市予算のほぼ全額にあたる4400億円となり、大打撃だと指摘。「農業を守れるのは三島候補だけ」と訴えました。

 ビラを受け取った女性(85)=病院事務=は「年金は下がり、保険料は上がり、苦しいことばかり。この年齢でも働かないと食べていけない。安倍さんの政治はもう嫌。共産党がんばって」と話ました。(しんぶん赤旗 2014年4月12日)