日本共産党の山下芳生書記局長は12月11日、長崎、佐賀、熊本の3市で演説し、沖縄1区あかみね政賢、比例九州・沖縄の田村貴昭、まじま省三の3候補を紹介し、「九州・沖縄から3人以上の党国会議員を出す、これはやったことのない挑戦です。しかしチャンス、必ずやり抜いて新しい歴史をつくろう」と訴えました。
被爆地、長崎市の繁華街。山下氏の200メートル先で安倍晋三首相も演説しました。8月、集団的自衛権に抗議して「過ちを繰り返すことになる」と直談判した被爆者代表を首相は「見解の相違だ」と切り捨てました。
「被爆者の命がけの訴えに聞く耳を持たない。これだけでも被爆国の総理の資格はない」と山下氏。国民の怒りを代弁すると、聴衆のあちこちで「そうだ」の声が起こりました。
「この暴走にストップをかけるチャンスです」と山下氏。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の撤回を求め、「若者を再び海外の戦場に送らない。その願いを、党をつくって92年、侵略戦争に命がけで反対した筋金入りの反戦平和の共産党に託してください」と訴えました。
佐賀駅前で、みくりやさとみ佐賀2区候補が、「年末宝くじ」に人々が夢を託すが、「比例の投票用紙に共産党と書いてもらえれば、外れくじは一つもありません」と呼びかけると、拍手がわきました。
熊本市の繁華街では、広いアーケード前を埋めた聴衆から声援。田村比例候補は九州・沖縄から「複数議席を実現し、ひどい政治を止めるために頑張る」と訴えました。(しんぶん赤旗 2014年12月12日)