14日投開票された衆院比例九州・沖縄ブロック(定数21)で、日本共産党は2000年以来14年ぶりに2議席を獲得し、田村貴昭氏(53)と真島省三氏(51)が初当選を果たしました。沖縄1区の赤嶺政賢氏(66)と合わせ、九州・沖縄ブロックから初の3議席に福岡市の事務所に集まった支持者らは歓声をあげました。
14日午後10時20分すぎに田村氏の当選が報じられ、続いて15日午前0時ごろに真島氏の当選が報じられると支持者らは跳びあがって喜び、事務所は興奮に包まれました。
田村氏は「国会で国民の切なる声を実現していくため全力で頑張ってまいります」と決意表明。真島氏は「一点共闘でいろんな課題でさまざまな方々と共同して政治を動かすために頑張ってきました。さらに共同を広げ、安倍政権の暴走に立ち向かう」と述べました。
田村氏に花束を手渡した女性(46)は「国会でも即戦力で頑張ってくれると思う」と笑顔。糸島市から駆けつけた44歳の男性は「安倍政権にモノ申す議員が増えて期待もますます高まります。悪政を押し付けられている九州・沖縄の市民の声をぶつけてほしい」とエールを送りました。
医療従事者の28歳の男性は「消費税増税で生活が苦しい。僕たちの生活の目線に立った政策を出してほしい」と期待を込めました。福岡市の31歳の男性は「消費税増税は中止だとキッパリいったことが心に響いた。共産党はぶれない唯一の党だと思う」と話しました。(しんぶん赤旗 2014年12月16日)