日本共産党国会議員団「九州地方地震対策本部」事務局長の田村貴昭衆院議員は23日、熊本県北部の阿蘇市で被害の実態を聞き取りました。山本伸裕県議、松岡徹県副委員長、濱元幸一郎北部地区委員長(合志市議)、竹原祐一阿蘇市議が参加しました。
阿蘇市役所では、宮川清喜副市長らと会いました。
田村氏は「避難されているみなさん、現場でがんばっている自治体のみなさんの実情をしっかり国に届けたい」とあいさつ。宮川副市長は「こんなに地震が続くのは初めての経験だ」と述べ、特産のアスパラガスの出荷停止など農業や観光への影響、道路などの復旧が急がれると語りました。
田村氏らは懇談のあと、避難所や一部が倒壊した阿蘇神社などを訪ねました。
冷たい雨が降り、肌寒い天気となった阿蘇市。市立一の宮小学校では、避難してきていた住民が、体育館や廊下、教室などで休んでいました。田村氏らは、一人ひとりに「よく眠れますか。寒いですが体調はいかがですか」などと声をかけました。「ここも夜は人でいっぱいになります。食事は3食いただいていて、助かります」と話す高齢の女性に「お体を大事にしてください」と語りました。
田村氏は、真島省三衆院議員らとともに、県庁に設置された国の対策本部を訪問しました。
※(写真)宮川市長(右)と懇談する田村氏(左)ら=23日、熊本県阿蘇市
(内田達朗) (しんぶん赤旗 2016年4月24日)