憲法記念日の5月3日、安保法制=戦争法の発動や、「共謀罪」法案の強行を許さないと、全国各地で集会やデモが取り組まれ、多数の参加者が「憲法守れ」の声をあげました。
北九州市の「平和をあきらめない北九州ネット」は、同市小倉北区で「憲法市民集会」を開き、500人が参加。集会では「安倍政権に対し、特定秘密保護法および戦争法の廃止、『共謀罪法』案の撤回、そして朝鮮民主主義人民共和国への威嚇を直ちに止める」と決議しました。
日本共産党と社民党から代表が参加。民進党はメッセージを寄せました。日本共産党の田村貴昭衆院議員が「『共謀罪』法案は悪法で違憲の法律。国民と声を合わせ、野党4党そろって廃案に追い込んでいきたい」と決意を表明しました。
各界各層から5人が憲法擁護の立場からトーク。若者の立場から元「FYM kita9」メンバー(22)の「私たちが萎縮していく社会にしかねない『共謀罪』はすぐにも廃案に。行動していこう」との訴えに大きな拍手が湧きました。
同集会会場近くで開かれた「北九州憲法集会」で講演した評論家の佐高信氏が駆け付け、あいさつしました。
同ネットの前田憲徳副代表(弁護士)は「日本を監視社会にしてしまう前に『共謀罪』法案を廃案にしていこう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2017年5月4日)