日本共産党の田村貴昭衆院議員は5月7日、安倍首相が自衛隊を憲法9条に明記した新憲法を2020年に施行したいと発言したことを受け、北九州市小倉北区で緊急の街頭演説を終日行い、「無制限に海外での武力行使を行うもの」と批判しました。出口しげのぶ市議が一緒に訴えました。
田村議員は「世論調査でも「『憲法9条は変える必要はない』が国民の総意だ」と指摘し、「安倍首相が3年後の施行をめざすと表明したことは、今、衆参両院の憲法審査会での議論を飛び越えている。憲法違反の地で行っているのが安倍首相だ」と批判しました。
そのうえで「平和を守るため、野党共闘の背中を押してほしい。『野党頑張れコール』を広げてください。私も次期総選挙で地元福岡10区で頑張る」と力を込めました。通行人らが手を振ってこたえました。
演説を聞いていた女性(79)は「戦争法の強行や『共謀罪』法案の成立を狙う安倍政権の暴走を地元の人たちに知らせていきたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2017年5月9日)