タリン到着後、すぐにITの若手経営者との昼食懇談会、そして国会・政府要人との意見交換に入りました。
この建物の色合い、学校かと思いました。実は国会です。
国会で、スヴェン・セステル経済委員長から、先進的なITCの取り組みについて、詳しく伺いました。
「e-ヘルス」で、患者の病歴照会、処方箋がIDカードによってスムースになったと。
しかし、患者が希望しないと情報は他の医師には知らされないし、政府も情報を知ることができない。個人情報の扱いについて、セステル委員長は自信をもって語りました。
国会議員に対する説明資料はすべて電子化。日本は・・・やっぱり紙社会ですね。
エストニアのマルト・マキ統計庁長官から統計行政についての取り組みを伺いました。「母集団の選択が大事」「データの機密性も大事」等々、クォリティの高さを求めるこだわりがひしひしと伝わりました。
夕食時、柳沢陽子大使から、エストニアの国と人々についていろいろと教えていただきました。「しゃいなところは日本人とよく似てます」とのこと。
ロシアの苦闘の歴史を経て、「欧州に生きるバルト3国のトップランナー」と呼ばれるエストニア。現在はEU議長国で、NATO軍にも入っています。人口132万人、エストニア国民の経済・安全保障戦略を垣間見ました。
「国民は欧州のワインを飲みますが、この国はウォッカも造っています」(大使)。
なるほど-。