長崎原爆の日を前に、日本共産党の田村貴昭、本村伸子両衆院議員、山添拓参院議員、真島省三前衆院議員と堀江ひとみ長崎県議は8月8日、恵の丘長崎原爆ホームと日赤長崎原爆病院を訪れ、被爆者を見舞いました。
350人が入所する恵の丘長崎原爆ホームでは、約100人の入所者と職員らが拍手と歌で出迎え。入所者の女性(83)があいさつし、「74年たった今でも、あの日の惨状は忘れることはできません。戦争さえ、原爆さえなければとの思いは変わらない」と話しました。
田村氏は「国連が採択した核兵器禁止条約に日本も参加し、忌まわしい核兵器をこの世の中からなくしていくために、私たちも全力でがんばっていきたい」と力を込めました。
長崎原爆病院では入院中の被爆者と面会。平野明喜院長と相川忠臣医師から被爆者医療の現状と、同院が進めている被爆患者らのカルテを電子化する保存事業について説明を受けました。
相川医師は「今の被爆者の治療に役立つよう電子化を急ぎたい」と語りました。父親が5歳の時に長崎市で被爆した本村氏は「厚労省の予算は1千万円。電子化をスピードアップするためにも予算の増額が必要だと思う」と話しました。(しんぶん赤旗 2019年8月9日)