日本共産党の田村貴昭衆院議員は3月25日、宮崎県小林市の宮原義久市長を訪ね、新型コロナウイルスの影響などについて懇談しました。
田村議員“直接支援必要”
市長「それしかない」
畜産が盛んな小林市での影響を尋ねた田村氏に宮原市長は、「ぜいたく品と取られるので牛肉の消費が落ちているようだ。市職員に購入協力を求めるなど支援している」と述べ、行事や集まりの自粛・中止で花の生産や飲食店にも影響があることなどを説明しました。「景気回復が見えるなら無利子の融資を受けて乗り越えられるだろうが、先が見えない中ではなかなか厳しいものがある」と語りました。「牛肉の輸出に期待し施設をつくるなど、これからというときだった。再開までの時間、農家が持てばよいが」と懸念を示しました。
田村氏は「倒産や廃業で失業者を生んではならない。直接支援、直接の補助金が、とくに中小業者には必要です。こういう時は財政出動しかない」と述べると、市長は「それしかないですよね」と応じました。田村氏は「要望があったらぜひまた聞かせていただきたい」と呼びかけました。
廣津寛・市畜産課長も応対、時任隆一、大迫みどり党市議が同席しました。(しんぶん赤旗 2020年3月28日)