8月豪雨で被害を受けた佐賀県の武雄市、大町町、嬉野市、福岡県の久留米市、長崎県の雲仙市、南島原市を訪ね、被災者を見舞いました。泥水につかった家財道具の片付けに追われる住民。度重なる冠水被害に「またか。もううんざり」「早くなんとかしてほしい」の声。雲仙温泉は土砂崩れで泉源が埋もれ、ホテル・旅館が休業を余儀なくされています。
いつもなら災害対策特別委員会の理事懇談会が開かれ、各省からとりくみの説明を受けて質疑応答となります。しかし、今回は要求しても与党側が開会を拒否。コロナで入院することもできず自宅で亡くなる人が相次いでいるのに、また、度重なる災害で住む家を失っている人がいるのに、国会を開かないとは言語道断です。命を軽視し政権を投げ出した菅首相、あなたは被災者の苦しみを知っているのか。
Q浸水被害の大半は、支援策がない状態。被災者支援法を改善すべき。
Q 九州をはじめ、全壊、半壊の世帯が全国に。しかし、1市で10戸以上の全壊家屋がないことを理由に支援法は適用されず。これでいいのか。
Q コロナ禍で被災した業者は何重もの苦しみ。持続化給付金などの直接支援を。
被災自治体の首長の要望を聞きながら、頭の中で政府への質問が次々と浮かんできます。
まずは、国会を開け。
被災者の願いをかなえるためにも、総選挙で日本共産党の議席を増やさなければ。野党連合政権をつくって、生活と生業(なりわい)に展望ある支援策を必ずつくるぞ。(しんぶん赤旗 2021年9月8日)