温かい福祉実現へ 田村貴昭さん(53)
10年間、九州・沖縄をくまなくまわり活動してきました。県民・市民がくらしや福祉、農業、原発、基地問題などにどういう思いや不満をもっているのか、声を聞いてきました。国民の思いを知ることが10年間の得難い財産であり糧でありました。その国民の思いを、今度は国会の質問でストレートにぶつけて、寄せられた期待に応えていきます。
米軍新基地建設、川内原発再稼働の押し付けや佐賀県へのオスプレイ配備など、九州・沖縄に如実に表れた安倍政権の圧政は、どれも国民が望んでいないことです。その安倍政権の矛盾と道理のなさを徹底して追及し、国民と共同して暴走政治に立ち向かっていきたい。議席数では自公両党の政権与党には及びません。しかし、日本共産党の背中には国民の大きな民意と応援団がいます。ここを最大の強みにして論戦に挑みたいと思います。
北九州市議のときから、あたたかい福祉を実現することを活動の原点にしてきました。消費税増税と同時に押し付けられている社会保障の連続改悪は許せません。とりわけ、年金制度の問題に取り組みたい。減らない年金、頼れる年金、安心できる社会保障を一日も早く実現するため、全力をつくします。
【プロフィール】 1961年生まれ。北九州大学卒業。97年から北九州市議(2期8年)。党国会議員団九州沖縄ブロック事務所長。
アベノミクスと対決 真島省三さん(51)
県議や国政候補をつとめ、貧困と格差の拡大を肌で感じてきました。リーマン・ショックで仕事と家を失い路上に放り出された労働者の方々や社会保障、生活保護から排除されて苦しむ方々を目の当たりにし、こんな状態をつくりだした国の政治を変えなければという思いを強くしました。
ところが安倍政権はますます格差を広げるほうに突っ走っています。富裕層や大企業をもうけさせればいずれ滴り落ちてくるという「アベノミクス」と国会で対決したい。
この間安倍政権の暴走と対決する「一点共闘」で労働組合、経営者団体、弁護士会や農協に飛び込んで対話、「自民党に対抗するもう一つの極、それは共産党では」との言葉を頂きました。選挙戦でも見ず知らずの女性が「消費税を上げず企業や富裕層に増税した方がいいという共産党に賛成」とメモを預けていくなどかつてない反応が返ってきました。党への期待は比例九州・沖縄ブロックでの2議席獲得や、沖縄1区の赤嶺政賢さんの勝利で示されました。
沖縄の島ぐるみのたたかいと、九州・沖縄で2議席の国民の支持が重なって勝ち取った3議席目。その重みを受け止めて国会論戦に力を尽くし、共同をさらに広げて政治を動かしていきたい。
【プロフィール】 九州工業大学工学部中退。党八幡・戸畑・遠賀地区委員長を経て県議1期。現在、党県書記長。
(しんぶん赤旗 2014年12月21日)