上空から見るベルリン。住宅、畑、森・・・端正でどこから撮っても絵になります。まじめできっちり。ドイツ国民と接してさらに実感することに。
ドイツ フラウンホーファー公共通信システム研究所を訪問しました。
実用化のための非営利団体で大学と企業との橋渡しを担い、国内・国外で様々なプロジェクトを実施。その成果はMP3プレーヤーや、IP電話(ボイスオーバーIP)など、ITの最先端を走っています。
ハウスウィルド所長の説明は、それはそれは丁寧。専門的で難しい分野の調査でしたが、理解を深められました。
私からも一問。原発からの脱却で研究所の果たす役割は?
「脱原発や廃炉で私たちが関与することはない。しかし、情報通信が途切れば、再生可能エネルギーの安定供給はできない。停電は情報が少なすぎで起こる。EUレベルで各国が調整しなければならない。自然災害の対策でも情報の発信が大事だ」。
ドイツ日本大使館は、広大な敷地に重厚な建物、圧巻の日本庭園。この場所で各国との交流が行われ、この地が歴史を見つめてきました。背筋がピンと張ります。
この大使館で、欧州経営技術大学院(ESMT)のロホル学長から、イギリスのEU離脱問題について、詳しく伺いました。
EU残留27カ国の分断は起こっていないし、離脱をもって英国の経済を壊してはならないとロホル学長。
ヨーロッパ共同体の雄としてのドイツの強い意志を感じました。