フランス ナント市/文化行政 少子化対策 郵便業務 8月24日・25日

2017-08-24 19.17.24 おはようございます。こちらは先ほど夜が明けました。昨日、フランスのナント市に入りました。完全日没が21時で、20時でもこんなに明るいです。日本だったら、働く時間が増えてしまうかも。

 

25日の今日は、さらにハードな行程です。ナント市役所で少子化対策の取り組みを聞き、文化、情報関係者との意見交換、郵便局の視察を重ね、夜にパリに戻ります。

 

写真や記録をまとめる時間がないのがつらいところです。

 

20170824_f001

 

 

8月24日、フランス国土均衡庁でヒアリング。その名の通りこの役所は国土の不均衡の対策にあたっています。

 

フランス全土はU字型に発展があり、国民の95%が都市部に住み、北東から南西に向かう斜め状の地域は不均衡が生じているとのこと。

 

ズバリ質問。解決策は? 産業誘致か地場産業の発展か、移住促進か人口流出防止か。

 

20170824_f002

 

「それはミックスで行っていく。」そして、「中小の都市は交通対策の整備」「商店を維持していくのが課題」「ドイツは大型スーパーを認めない。小さなスーパーがあって、貧しい人も買うことができる。」

 

率直な回答が伺えて、たいへん勉強になりました。

 

地域へのアクセス、過疎地の買い物対策は、どこでも同じ悩みですね。

 

 

 

 

 

全仏から観光客が訪れ、市民の芸術家が育つナント市。その拠点となる場所が「リュー・ユニーク」を25日に視察しました。

 

「レストランで食事して、ミュージアムをのぞいていこうか。タダだし。そのあとはサウナに入って・・・」。副館長が人を引きつける魅力P1000601を語ってくれました。

 

出迎えてくれた展示作品は、エイリアンの作家のもの。刺激的なものにあふれています。

 

1986年に閉鎖された大きなビスケット工場を、市が2001年に再開発。市が大中小のフロアは変調自由。毎日、文化行事が行われています。

 

次に、文化振興の地方公社ヴォヤージュ・ア・ナントを訪問。ジャン・ブレーズ代表からも文化振興の取り組みを伺いました。

 

街中にグリーンラインを引き、それに沿って歩くと文化施設にたどり着く企画がヒット。観光客が倍増したとのこと。表現されるものは、クリエイティブルなものばかりです。

 

リュー・ユニークもヴォヤージュ・ア・ナントも、ナント市からの公的資金を中心に運営されています。

 

 <前のページ  5/6  次のページ>