日本共産党の田村貴昭、藤野保史の両衆院議員、山添拓参院議員は7月12日午後、豪雨災害で孤立していた熊本県球磨村に入り、被災者から要望を聞きました。午前は田村、山添の両氏が八代市坂本町、藤野氏は人吉市で調査。山本伸裕県議、橋本徳一郎八代市議、塩見寿子人吉市議、松岡勝県委員長が同行しました。
球磨川そばの多くの建物は激しく壊れ、国道は寸断されていた球磨村。浸水した自宅を夜勤明けに片づけていた看護師の女性(60)は「1人暮らしで、仕事も休めません。水道が出ず、掃除ができません」と訴えました。工場を営む男性(70)は谷川の水で洗っていると言い、仮設トイレなどを要望。中小企業などのグループ施設復旧費を国庫で補助するグループ補助金の適用などを党が求めていると聞き、「その補助金があれば、あとは保険でカバーできそうだ」と期待を寄せました。
一行は松谷浩一村長を訪ねて激励。被災者の要望を伝え、「国、県を動かし、被災者に寄り添えるよう頑張りたい」と述べました。松谷村長は「財政、人的支援を長期的にいただきたい」と求めました。
同じく孤立していた八代市坂本町では旧坂本村の党議員だった内田次一さん(70)の協力も得て調査。被災者から、崩れた国道の代替になっている高速道路に既存の作業道から出られれば近道になると要望されました。(しんぶん赤旗 2020年7月14日)