「稲刈り問に合う支援ぜひ」 豪雨生業を直撃 田村議員ら調査 鹿児島・大隅半島

豪雨災害調査 大隅半島=19日 日本共産党の田村貴昭衆院議員は7月19日、鹿児島県入りし、今月3日から数日間にわたり降り続いた記録的豪雨によって被害が出た、大隅半島の垂水(たるみず)市、鹿屋(かのや)市、大崎町を訪れ、被災者を見舞うとともに、住居や農作物、河川などの被害状況を調査しました。たいら行雄県議、持留良一垂水市議、柴立豊子鹿屋市議、稲留光晴大崎町議も同行しました。
 
 自宅裏の崖が崩れ、農機具や田んぼが土砂に埋まるなどの被害にあった米農家の男性(74)=垂水市=は、「米用の冷蔵庫やコンバイン、トラクターも使えなくなった。稲刈りの時期に間に合うような支援が欲しい。二次災害の危険もあり不安」と話していました。
 
 床上浸水の被害に遭った居酒屋を営む女性(58)=鹿屋市=は「コロナの影響ですでに8割売り上げが減っている。復旧には1500万円ほどかかる見込み」と肩を落とします。
 
 大崎町で、崖崩れにより大量の土砂が流れ込んだガソリンスタンドで、店主の男性が片付けに追われました。「このような大雨は初めて。営業再開が見通せず、先行きが不安」と語りました。
 
 田村氏は「たくさんの山崩れを見て、崩落の危険箇所も多く、二次災害の危険性を感じた。応急的な保全が必要。床上浸水の被害にあった経営者に話を聞いて、直接的支援、グループ補助金適用の必要性を感じた」「農業の復旧と作物の補償をしっかり求めていきたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2020年7月20日)