日本共産党の田村貴昭衆院議員、まじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補と宮崎県委員会は7月27日、米軍弾薬庫建設が計画されている同県新富町の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地を調査しました。来住一人、前屋敷恵美の両県議、吉田貴行・新富町議、中村末子・高鍋町議らが同行しました。
同基地は「普天間基地(沖縄県宜野湾市)の能力の代替」として、米軍の弾薬庫や駐機場などを新設することで2018年に日米両政府が合意。自衛隊基地の米軍基地化が懸念されます。
一行は、滑走路が見渡せる基地中央の建物の屋上から改修予定の誘導路や新設予定の弾薬庫、燃料タンクの位置を確認しました。
吉田氏は「新富町長も求めている住民説明会は行われるのか」、まじま氏は「米軍が使用する場合、自衛隊の服務規程は守られるのか」と質問しました。
調査を終えた田村氏は「コロナ禍で弾薬庫などの整備に国民の税金を使うことは許されない」と述べました。
参加者から「築城(ついき)基地(福岡県築上=ちくじょう=町など)のたたかいと力を合わせたい」などの意見が出ました。同町の男性(66)は「なぜ建設するのか、町民への説明が何もない。今日も、知りたいことが自衛隊から出てこなかった」と憤りました。(しんぶん赤旗 2020年7月28日)