来たるべき総選挙で日本共産党は、衆院九州・沖縄ブロック(定数20)で沖縄1区必勝と比例2議席以上の獲得で比例議席の奪還を目指して全力をあげています。それぞれのブロックを駆け巡る各予定候補の活動と実績を順次、紹介します。
田村たかあき衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)の原点は”政治家はカネに清潔であるべきだ”です。
大阪府枚方市生まれ。当時の首相も関与したロッキード事件(1976年)を機に、金権政治に疑問を抱き始めました。
北九州大学(現北九州市立大学)の自治会活動で学費値上げ反対運動などに取り組みました。運動の先頭に立っていた先輩たちは共産党員でした。彼らに憧れを抱くと同時に、政治と学生の要求は切っても切れないと痛感し、入党しました。
「税金のむだ遣いを許さない」と、北九州市の市議(2期)に。2014年の衆院選初当選後、数々の国会論戦を通じて政治を前に進めてきました。
政府の無法暴く
九州・沖縄の各地ですすむ米軍と自衛隊が一体となっての基地と訓練の強化。鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)で狙われる米空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)では、政府が馬毛島の土地買収開始前の18年度に、地元に隠したまま約35億円で訓練施設の設計を委託したと暴露(2月18日)。
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沖縄県名護市の辺野古新基地建設事業費から流用したことを認めさせ「予算計上もせず国会にも諮らず流用するなど認められない」と批判しました。西日本新聞1面に報じられるなど反響を呼びました。
「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の会長は「田村さんが質問し、政府・防衛省の無法が全国に明らかにされました。私たち市民、国民の声で馬毛島基地建設と米軍FCLP移転を阻止していきたい。田村さん、がんばってください」と期待を寄せます。
国民の声国会に
農業・漁業の問題でも、新型コロナウイルス対策の一律休校で学校給食が停止し、影響を受けた農家の悲鳴を国会でぶつけました。
「TPP(環太平洋連携協定)などで牛の価格が年末から下落傾向。コロナでさらに消費がとどまっている。牛乳も野菜も、すべてのものが行き詰まっている」と迫りました。「ホットラインや相談窓口を設け、生産者の声を聞く必要がある」と繰り返し求め、農林水産省も全国の農政局に相談窓口を設置しました。
野党共闘に力を尽くし、住宅再建支援金を500万円に引き上げる被災者生活再建支援法改正案(16年5月)、種子法復活法案(18年4月=写真=)など共同で提出。
「桜を見る会」野党追及本部の下関・山口調査班副責任者として下関北九州道路計画の現地を視察し、国会でただしました。
日課の弁当作りもできないくらい各地を奔走する毎日。「声をあげれば政治はうごく。野党共同で自公政権を退場させます」(しんぶん赤旗 2020年9月12日)