鹿児島県の「馬毛島（まげしま）への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は１１月１６日、米空母艦載機の陸上離着艦訓練（ＦＣＬＰ）移転など馬毛島（西之表市）の「軍事基地化」に反対する集会を参院議員会館で開きました。
同連絡会は同日、防衛省にＦＣＬＰ移転反対署名３０万１２５人分を提出しました。
あいさつした山内光典事務局長は、自然豊かで豊富な漁場を持つ島を子や孫に残し、平和に暮らせる島にしたいと述べ、「戦争の標的になるのは平和に生きる住民。反対の声を上げ続ければ軍事基地化を阻止できる」と訴えました。
「総がかり行動実行委員会」の小田川義和共同代表が連帯あいさつ。「地元合意のない基地押しつけに反対し、菅政権打倒へ市民と野党の共闘の前進を」と呼びかけました。
参加者は、「馬毛島のわずか１０キロのところに人が住んでいる。深夜３時までの訓練は人権侵害」「沖縄の辺野古で起こっていることとうり二つ」など交流しました。
日本共産党の赤嶺政賢、田村貴昭両衆院議員、井上哲士参院議員、立憲民主党の川内博史衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が出席。赤嶺氏は「沖縄でもたたかいが続いています。連帯があれば、基地は止められる」と強調。田村氏は「強権的に基地を押しつける菅政権に、総選挙で軍事基地化反対の意思を示そう」と訴えました。（しんぶん赤旗 ２０２０年１１月１８日）