農民運動全国連合会(農民連)女性部は2月1日、第32回総会をオンラインで開きました。コロナ禍を乗り越え、持続可能な社会への転換、国連「家族農業の10年」成功へさらに農村女性の輪と一人ひとりを大事にした運動を広げるとの方針を確認しました。
沖津由子部長が開会あいさつしました。
記念講演した印鑰(いんやく)智哉さんは、持続可能な農業である「アグロエコロジー」への転換が必要だと指摘。そのなかで「女性の果たす役割がきわめて大事。農民連女性部の活動に期待しています」と語りました。
藤原麻子事務局長が議案を提案。種苗法改定案反対での共同の広がり、コロナ禍で直接会えないなか、一人ぼっちの仲間をつくらない交流などを報告し、経営・生産を守る運動、ジェンダー平等の取り組みなどを推進していこうと呼びかけました。
各地の代表が「女性部の集まりに合わせて、豪雨被災地への支援を行った」(熊本)「一つひとつ行動を変え、農業を未来につなぎたい」(群馬)と発言しました。
農民連の長谷川敏郎会長、日本共産党の田村貴昭衆院議員、紙智子参院議員、日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長があいさつ。田村議員は「総選挙で野党連合政権をつくり、農業を基幹産業とする農政へ転換を」と語り、紙議員は「いまこそ農村から政治を変えるチャンスです」と話しました。(しんぶん赤旗 2021年2月2日)