4月4日の日本共産党九州・沖縄ブロックオンライン演説会に動画で寄せられた長崎の被爆者(長崎原爆被災者協議会の被爆体験語り部)の田中安次郎さん、九州国際大学教授(公法学)の神(じん)陽子さん、「オール沖縄会議」共同代表(衆院沖縄4区予定候補)の金城トオルさんの応援メッセージの要旨を紹介します。(動画はコチラ)
爽快な共産党の質問 長崎の被爆者 田中安次郎さん
このところ日々、私が思うのは「これで日本は大丈夫なのかな」ということです。私は国会中継をよく見ます。この論戦を聞きながらつくづく感じるのは、質問に対して政府の答えは答えになっていない。「記憶にありません」「事前通告のないことについては答えられません」。こんなありさまです。本当に情けない。
そんな中で共産党さんの質問は非常に光っています。議場の空気が一変します。いま国民が知りたいことを歯に衣(きぬ)着せず単刀直入に問い詰める質問、爽快です。
この共産党さんの質問時間を長くするにはどうしたらいいか。それは共産党さんの国会議員の数を増やす以外ない。近々選挙です。あなたのご支援で増やそうじゃないですか。新しい世界、新しい日本をつくる国会をつくろうじゃないですか。世の中の底辺で汗まみれになってる方々に光を当てる、一番弱い人の味方である共産党、頑張ってもらいたい。
核兵器禁止条約が先日発効しました。世界でただ一つの被爆国日本、この条約に反対しているんです。おかしいと思いませんか。私たち被爆者は日本が先頭になってこの条約に署名し、核兵器禁止を訴えるのが本当じゃないかと思います。
人を大切にする政党
九州国際大学教授(公法学) 神陽子さん
いま憲法も法も守られない状態が続いてしまって社会も混乱しているんではないかと思っています。その中で、新型コロナで困っている人たちがたくさん増えている。憲法というのはそもそもそういう人たちを守るためにあるはずのものです。それを考えて分かって動いてくれている議員の人が今は限られているのではないか。その中で共産党の議員の人たちは非常に頑張って動いてくれていると、国会の動きでも思っています。
もう一つ、LGBTとジェンダー平等のことについても、これまで何年もかけて議論されてきたはずですが全く解消されずに、それどころか悪い方向に、不平等の方向に動こうという流れが見えています。
一人ひとりの人が大切にされて守られる社会をという思いを共有する野党の議員の人と市民と協力していい社会をつくっていくためには、選挙でちゃんとした議員に投票することが必要となります。共産党の議員の人はみんなちゃんと考えて一人ひとりの人を大切にしようという姿勢を持っています。
ぜひ次の選挙、これからの選挙、すべての選挙で共産党と人のことを大切にしようと訴える議員に投票してもらいたい。
沖縄の民意を全国に
「オール沖縄会議」共同代表 沖縄4区予定候補 金城トオルさん
2013年、(沖縄県名護市)辺野古に新基地は造らせない、普天間飛行場(基地)の返還、オスプレイ配備反対を求める「建白書」で、全県の首長、市町村議会議長、県会議員が一つになり、自民党、公明党も含めて全政党が一つになって、「オール沖縄」の流れがスタートしました。
自民党、公明党が抜け落ちても、多くの県民がオール沖縄の流れをより大きくつくりあげてきました。
翁長雄志さん(前県知事)の「誇りある豊かな沖縄」という言葉に、多くの県民が勇気づけられ、熱く大きなオール沖縄の風が吹き続けました。
翁長さんが(2014年に)県知事に当選し、その後、翁長さんの遺志を引き継いだ玉城デニー知事が誕生しました。
そうした一連のオール沖縄の流れに、私は保守の立場で参画してまいりました。今度の衆議院選挙で、沖縄の民意をしっかりと全国に訴え、沖縄の立場を前面に出して、たたかっていきたいと思います。
これは今、全国で始まっている野党共闘で政権交代をという流れにも沿うものです。沖縄の力、オール沖縄の声を全国に広げ、政権交代を必ず成功させていきたい。どうぞよろしくお願いします。(しんぶん赤旗 2021年4月5日)