共同訓練中止を要請 九州防衛局に共産党宮崎・鹿児島県委 田村・まじま両氏が参加

5月10日 九州防衛局交渉 (7) 日本共産党宮崎県委員会と同鹿児島県委員会は5月10日、九州防衛局(福岡市)に対し、霧島演習場(宮崎県えびの市、鹿児島県湧水町)での日米仏共同訓練の中止、新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)へのステルス戦闘機F35B配備計画の撤回を申し入れました。田村貴昭衆院議員、まじま省三、まつざき真琴の両衆院九州・沖縄ブロック比例候補が参加しました。
 
 霧島演習場ではオスプレイでの部隊輸送の訓練や市街地戦闘訓練を実施する予定。
 
 両県の共産党は▽昨年1月の霧島での共同訓練でオスプレイが事前連絡と異なるルートを飛行した原因、今回の飛行ルート▽鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)の使用は市と防衛局の協定からの逸脱では▽新田原以外のF35B配備候補地は―の回答を求めました。防衛局は、飛行ルートは気象条件によると強弁。新田原以外の配備候補地も挙げませんでした。
 
 宮崎の松本たかし書記長(衆院宮崎3区候補)は「候補は新田原以外言わなかったのは重大だ。飛行ルートも示せないような訓練はやめてほしい」と迫りました。
 
 まつざき氏は「住民はオスプレイの飛行自体が不安だ」と訴えました。
 
 田村氏は「新型コロナ感染拡大の下で訓練をやるべきではない」と強調しました。(しんぶん赤旗 2021年5月11日)