沖縄県那覇市議選(11日投票)の最終盤・「三日攻防」突入前の7月7日、日本共産党の各候補は市内で、総決起を改めて誓う街頭演説を開きました。あかみね政賢衆院議員(沖縄1区)や田村貴昭衆院議員らが応援演説しました。
我如古候補 政権に怒りの審判
我如古イチロー候補は、県民の多数が反対する同県名護市辺野古の米軍新基地建設に沖縄戦犠牲者の遺骨を含む土砂を使用する国の計画は「戦没者と遺族を冒涜(ぼうとく)し、人の道に反しています。絶対に許せません」と訴えました。
民意を無視して新基地建設を強行する菅自公政権に「怒りの審判を下し、市民の誇りと尊厳を示そう」と呼びかけました。
「日本の政治には日本共産党が必要」だと話す街頭宣伝参加者の男性(77)は、安倍晋三前政権と、それに続く菅義偉政権は「(国民の声に)聞く耳を持たず、政治を大きくだめにした」と批判。党候補7人の全員当選が「菅政権の打倒につながる。勝ちたい」と力を込めました。
上原候補 自民から共産党へ
上原やすお候補は「一票一票しのぎを削る大激戦です」と演説。党市議団が中学卒業までの子どもの医療費の窓口無料化や、介護保険料の引き下げなどを実現させてきたことを紹介しました。
「子どもからお年寄りまで市民に優しい那覇市の実現のために力を合わせましょう。支持を一回り二回り、最後の最後まで広げ抜いてください」との上原候補の呼びかけに、自動車の窓から手を振ってエールを送る人もいました。
演説を聞いていた女性(74)は、「菅政権がワクチン接種が進められず沖縄は困っている。これまで自民党を支持してきたが、今回は上原さんを応援する」と語りました。
マエダ候補 命最優先の政治に
マエダちひろ候補は、菅政権のコロナ対策が進まず、国民の命を危険にさらしていると批判しました。大規模なPCR検査による感染抑え込み、安全・迅速なワクチン接種を政府の責任で実現させ「命最優先の政治を実現させよう」と訴えました。
中小業者から「商売を続けるのが苦しい」との相談を受けてきたと紹介。「持続化給付金や家賃支援給付金の再交付でコロナ禍を乗り越えるための十分な補償を政府に求めよう。日本共産党7人全員当選で実現させよう」と力を込めました。
訴えを聞いた女性(75)は「私は母子家庭で3人の子どもを育てるときに共産党に助けられた。信じられるのが共産党。7人全員通ってほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2021年7月8日)