日本共産党長崎県委員会は9月3日、8月の豪雨による土砂災害や地すべりで甚大な被害を受けた雲仙市と南島原市に党中央委員会からの義援金を届けました。
雲仙市では、田村貴昭衆院議員、山下満昭委員長、矢崎勝己市議が市庁舎を訪ね、金澤秀三郎市長に手渡しました。
金澤市長は義援金へのお礼を述べ、「土砂崩れの際に、旅館に温泉を送る配管が損傷してしまい普及を急いでいる。事業が再開できる環境を一日も早く整えたい」と述べ、20日を目途に仮復旧したいと語りました。
災害が報道されたことで、雲仙温泉が全滅したかのようなイメージが広がっているとして「宿泊キャンセルが5000件を超え、コロナ禍の上にこの状況で、事業者は苦労している」と訴えました。
田村氏はお見舞いを述べた上で、「雲仙温泉が継続していくためにも、昨年に続き持続化給付金が必要だと実感している。昨年の豪雨災害の際につくられた『なりわい再建支援事業』の発展的な活用や、事業者の状況に即した支援について国に求めていきたい」と語りました。
南島原市では松本政博市長が応対し、田村、山下両氏に地すべりの写真を示して被害状況を説明し、義援金に対しお礼の言葉を述べました。近藤一宇市議が同席しました。(しんぶん赤旗 2021年9月4日)