日本共産党の小池晃書記局長は2月13日、福岡県の演説会で、「参院選の予想される公示日まで4カ月余りとなり、もう目前だ。比例では『日本共産党』と広げに広げ5人当選を」「共産党の躍進が岸田自公政権に厳しい審判をくだし、政権交代の足がかりをつくる最大の力になる」と力強く訴えました。演説会はオンラインでも配信。田村貴昭衆院議員が司会を務めました。
小池氏は、岸田政権をどう見るかについて、外交・内政の二つの問題点を指摘した上で、「岸田自公政権に正面から対決し、外交でも内政でも『アメリカいいなり』『財界中心』の政治をただす抜本的対案を掲げてたたかっていく」と表明しました。
さらに小池氏は、自民党や日本維新の会が9条への自衛隊明記を最大目標としながら、改憲の策動を強めていると指摘。維新が、「敵基地攻撃能力は不可欠」だと改憲と大軍拡の旗を振り、「解雇ルールの見直し」で、新自由主義の暴走をけしかけるなど、自公政治を右側から引っ張る「けん引勢力」としての役割を果たしていると批判し、「改憲と暮らし破壊の『翼賛体制』づくりを許すわけにはいかない。共産党の躍進が翼賛体制づくりを許さない最強の力になる」と力を込めました。
また参院選では、市民と野党の共闘の旗を握って離さず進んでいくと決意を表明。「共闘の前途には困難も予想されるが、共闘の大局的な発展を展望した場合、その推進力となる共産党を躍進させることが何よりも必要だ」と力説しました。
にひそうへい比例代表予定候補は、「弁護士として裁判でも国会でも戦争や公害・大災害など、被害ある限り絶対あきらめないと頑張ってきた。その一番の頼りが憲法だ。憲法9条を生かす日本をつくろう」と訴えました。
まじま省三福岡選挙区予定候補は、「参院選で一番訴えたいのは『8時間働けばふつうにくらせる社会』。中小企業支援、ケア労働の待遇改善を実行し、雇用問題の解決に力を尽くす」と表明しました。
はかた法律事務所の前田牧弁護士が激励に立ちました。(しんぶん赤旗 2022年2月15日)