新日本婦人の会(新婦人)は2月22日、参院議員会館前で2022年度予算要求にかかわって全国で集めた3署名提出行動に取り組みました。異例のペースで予算案の審議・採決が進むなかで参加者は、「軍事優先ではなく、コロナ禍で国民の命とくらし最優先の予算にしてほしい」と、署名を日本共産党の国会議員団に託しました。
党議員団に渡す
参院議員会館前には、署名が入った段ボール箱が32箱も積みあがりました。今回は第2次分の集約分を提出。第1次分とあわせると、48万6664人分の署名を国会に提出しました。3署名では、コロナ禍のもとでの大軍拡中止や社会保障の拡充、少人数学級の実施前倒しなどを求めています。
日本共産党の国会議員が多数参加し、代表して倉林明子副委員長・参院議員があいさつしました。
倉林氏は、コロナ禍でこれだけ多くの署名を全国で集めたことに敬意を表明。2022年度予算案にかかわって、コロナ禍で国民の命とくらしを守ることなどを求めていくと語り、「みなさんが集めた署名を国会論戦に生かしていきます」と述べました。
新婦人の米山淳子会長は、オミクロン株の拡大で保育園やデイサービスの閉鎖や小学校の休校など「かつてなくコロナ感染拡大を身近に感じています」と訴え。政府予算案は、コロナ対策が不十分なばかりか軍事費を過去最大にしていると指摘し、「軍事よりも命と暮らしを守る政治を。これが署名に託した私たちの思いです」と語りました。
共産党から倉林氏と、笠井亮、穀田恵二、田村貴昭、宮本岳志、本村伸子の各衆院議員、井上哲士、岩渕友、武田良介の各参院議員が参加しました。(しんぶん赤旗 2022年2月23日)