九州建設アスベスト訴訟団は4月29日、最高裁での第1陣原告と国の和解や、建材メーカー4社の賠償責任確定を受け「勝利解決祝勝会」を福岡市内で開きました。日本共産党の田村貴昭衆院議員ら国会議員、県議が駆け付けました。
山本一行弁護団長の音頭で万歳三唱をし、支援者らとともに勝利を喜び合いました。各自治体での被害の早期解決を国に求める意見書の広がり、国による補償基金制度の創設など、「たくさんの方々の力による勝利だ」と述べました。
1陣原告の平元薫団長は、「長い道のりだったが、皆さんの支援のおかげ」との喜びを語りました。原告、弁護団のメンバーら一人ひとりがマイクを握り、10年以上のたたかいをふり返りました。
建設アスベスト訴訟全国連絡会の清水謙一事務局長が建材メーカーの責任を明確にすることなど残された課題を述べ、「引き続き頑張っていく」と力を込めました。
田村議員は、「歴史的勝利だ」と祝意を述べ、「加害企業の補償基金制度の参加と謝罪を求めていく」と語りました。立憲民主党の野田国義参院議員、高瀬菜穂子(日本共産党)、佐々木允(民主県政クラブ)両県議が来賓あいさつをしました。(しんぶん赤旗 2022年5月10日)