「敵基地攻撃能力」保有を盛り込んだ「安保3文書」改定の閣議決定を許さないと12月15日夜、北九州市では、「平和をあきらめない北九州ネット」が緊急行動を実施しました。日本共産党から田村貴昭衆院議員が駆け付け、訴えました。
田村氏は、改定は先制攻撃も可能にする「大変危険な流れだ」と述べ、軍事費増大の財源確保をめぐる増税の議論を批判。物価高騰が続く中、「今やるべきは消費税引き下げや、価格の安定のために税金を使うことだ」と訴えました。「憲法違反の流れを、世論と運動で阻止していこう」と呼びかけ、「党派を超えて、野党の共闘も深めて頑張っていく」と力を込めました。
社民党の代表が訴え、立憲民主党の城井崇衆院議員のメッセージが紹介されました。
参加者らは「敵基地攻撃=先制攻撃絶対反対」と書かれたのぼりなどを掲げ、リレートークでアピール。通行人らが、配布したビラを次々に受け取りました。30代の男性(会社員)は、軍事費増大に対し「とんでもない。ますます生活が苦しくなる」、69歳の女性は「周りの国に脅威を与えることにしかならない」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年12月17日)