長崎県の日本共産党北部地区委員会は田村貴昭衆院議員を迎え、統一地方選勝利を目指す演説会を2月5日に川棚町で開きました。前回失つた議席の回復をめざす辻きよと町議予定候補が決意表明しました。
田村氏は、川棚町の「物価高騰対策支援金」の金額が、近隣2町と比べ低いことなどをあげ、「共産党の議員がいればこんなことにはならない」と党の議席の重要性を強調。県と佐世保市が強行する石木ダム建設事業では、「ダム反対の炭谷猛町議に辻予定候補が加わることで、反転攻勢の年にしていこう」と訴えました。
さらに岸田政権の大軍拡、大増税の中身を詳しく示して批判。「地方選は衆院選を展望した選挙になる」と力を込めました。
前回35票差で惜敗した辻予定候補は「議会では一般質問する議員が少なく前回は3人だけ。私は、毎回質問をして皆さんの思いをまっすぐ議会に届けたい」と表明。「県内で初めて実施された給食費無償を引き続き4月以降も続け、石木ダムはやめさせ、川棚の自然を守り町民が住んで良かったと思える町にしていきたい」と決意を語りました。
演説を聞いた東彼民商会員の男性(53)は「防衛費に税金を使うより物価高騰対策を。共産党に頑張ってほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2023年2月8日)